AI面接の費用はいくら?料金の仕組み(月額定額・従量課金)と予算の立て方
公開: 2026/07/17 / 更新: 2026/07/28 執筆: QRUU 編集部
AI面接ツールの料金体系は、大きく「月額定額型」と「面接1回ごとの従量課金型」に分かれます。応募が増える繁忙期ほど請求が膨らむのが従量課金型、件数にかかわらず請求が一定なのが月額定額型です。年間の採用計画が立っているなら、予算が読みやすい月額定額型が稟議を通しやすい選択肢です。
AI面接ツールの料金は何で決まるか
料金を左右する主な要素は「面接の実施回数」「登録できる応募者数」「録画データの保存期間」「付帯機能(採用管理・分析など)」です。この組み合わせをどう課金するかで、大きく2つの型に分かれます。
| 観点 | 月額定額型 | 従量課金型 |
|---|---|---|
| 料金の決まり方 | プランごとに月の面接回数などの範囲が決まり、範囲内なら何回でも同額 | 面接1回ごと(または候補者1人ごと)に料金が発生する |
| 予算の立てやすさ | 請求額が一定なので、年間の総額を先に確定できる | 月ごとに変動し、応募が集中する月の請求が読みにくい |
| 利用が少ない月 | 使わなくても同額がかかる | 使った分だけなので安く済む |
| 応募が集中する月 | 範囲内なら増えない(範囲超過時の扱いは要確認) | 件数に比例して増える |
| 向いている企業 | 毎月継続して面接があり、稟議で年間予算を通す必要がある | 採用が年に数回で、実施しない月が多い |
なお、具体的な金額を公開せず「要問い合わせ」としているツールも少なくありません。比較検討の際は、見積もり条件(回数・人数・期間)を揃えて確認することが重要です。条件を揃えないと、返ってきた見積もりを並べても比較になりません。
見積もりを依頼するときは、①月あたりの想定面接回数(繁忙期の数字も)②登録する応募者数 ③必要な録画の保存期間 ④採用管理機能が要るか、の4点を先に決めて同じ内容で送ると、比較できる形で返ってきます。
「AI面接の費用」は、AI面接だけの費用とは限らない
見積もりを比べるときに混ざりやすいのが、AI面接単体の料金と、採用管理まで含んだ料金です。両者は含まれる範囲が違うので、金額だけを並べると安いほうが良く見えます。
既に採用管理システムを使っているなら、AI面接単体の料金で比べて問題ありません。使っていない場合や、これから入れる場合は、「AI面接の料金 + 採用管理システムの料金」の合計で比べる必要があります。この足し算を忘れると、導入後に2つ目の請求が出てきます。
- 既存の採用管理システムがある: AI面接単体の料金で比較。ただし連携にかかる費用を足す
- 採用管理システムがない・表計算ソフトで管理している: 合計額で比較。一体型なら1本で済む
一体型と連携型のどちらを選ぶかで、費用だけでなく運用の手間も変わります。違いはAI面接と採用管理システムの連携で整理しています。
見落としがちな費用
- 初期費用・導入支援費: 初月に別途かかる場合があります。金額と、含まれる支援内容(設定代行・研修など)を確認しましょう。
- 超過料金: 月額定額型でも、プランの範囲を超えた場合の扱い(追加課金か、上位プランへの変更か)は事前に確認が必要です。
- 録画の保存期間: 保存期間を過ぎたデータの扱いと、延長にかかる費用も確認しておくと安心です。
- 連携システムの費用: 既存の採用管理システムと連携する場合、連携側で費用が発生することがあります。採用管理機能が同梱されたツールなら、この二重コストを避けられます。
- 契約の単位: 月ごとの契約か、年単位の契約かで、実際に負担する総額と解約のタイミングが変わります。月額だけを見比べると見落とすため、契約期間と更新・解約の条件をあわせて確認してください。
従量課金でつまずくのは「安い月」ではなく「集中する月」
従量課金の見積もりは、平均の月で計算すると実態を外します。採用は年間で均されず、求人を出した直後や新年度前に応募が集中するためです。
具体的に考えてみます。年間120回の一次面接を見込む場合、月平均は10回です。ところが実際は、応募が集中する月に30回、閑散期は3回、という分布になることがあります。1回あたり5,000円の従量課金なら、平均で見た月は50,000円ですが、集中月は150,000円と3倍になります。予算を月50,000円で通していると、この月に説明が必要になります。
月額定額型の価値は「安いこと」ではなく、この説明が要らないことにあります。逆に、年に数回しか面接がないなら従量課金のほうが総額は下がります。
※ 上の数字は考え方を示すための例です。実際の単価と分布は、ツールと自社の採用計画によって変わります。
予算の立て方 — 4ステップ
- ステップ1: 月あたりの応募数と、一次面接に進める割合から「必要な面接回数」を見積もる
- ステップ2: 月ごとに分けて見積もる。年間の合計だけでなく、最も多い月の件数を出す
- ステップ3: その分布で従量課金型と月額定額型の年間総額を比べる — ブレが大きいほど定額型が有利になりやすい
- ステップ4: 契約の単位(月単位か年単位か)を確認し、年間で実際に負担する額に直す
「面接1回あたりの単価」だけで比べると、繁忙期の膨らみや付帯機能の有無を見落としがちです。年間総額と、削減できる工数(日程調整・面接実施・記録作成の時間)をあわせて評価しましょう。
費用対効果を社内で説明する — 工数を金額に直す
稟議で必要になるのは「いくらかかるか」ではなく「かけた分をどこで回収するか」です。一次面接にかかっている時間を金額に直すと、比較の土台ができます。
- 手順1: 一次面接1件にかかっている時間を書き出す(日程調整の往復・面接そのもの・評価メモの作成・二次面接担当への申し送り)
- 手順2: 担当者の時間単価を出す(年収 ÷ 年間の労働時間。年収500万円で年間約2,000時間なら、時給は約2,500円)
- 手順3: 「1件あたりの時間 × 時間単価 × 月の件数」で、月にかかっている金額を出す
- 手順4: ツールの月額と、導入後に残る作業の金額を引いて、差を見る
※ 時間単価の出し方は一例です。自社の給与水準と労働時間で計算してください。
この計算で出るのは削減できる工数の分だけです。応募者の取りこぼしを減らす効果は金額に直しにくいため、無理に数値化せず、定性的な説明として添えるほうが説得力があります。根拠の弱い数字を出すと、そこだけを突かれて話が止まります。
QRUU の料金(参考・全プラン公開)
参考として、対話型AI面接と採用管理システムが一体になった QRUU の料金は、月額3万円(AI面接 月30回・応募者500名)・5万円(月60回・2,000名)・8万円(月120回・応募者数上限なし)の月額定額型です。初期費用は0円、プランの範囲内なら従量課金はありません。すべての料金を公開しているため、見積もりを取らなくても比較検討ができます。
ご契約は1年単位で、お支払いは月々の請求書払いです。年間の総額で見比べる際の前提としてご確認ください。更新・解約の条件は、ご契約時に契約書でご案内します。
よくある質問
- 無料で使えるAI面接ツールはありますか?
- 無料トライアルを用意しているツールは多くあります。本格運用を無料で続けられるものは限られるため、トライアルで操作感と評価の質を確認してから有料プランを検討するのが現実的です。
- 月額定額型と従量課金型はどちらが安いですか?
- 利用回数によります。月に数回しか使わないなら従量課金型が安く済むこともあります。毎月継続的に面接があり、繁忙期の変動があるなら、総額が読める月額定額型が有利になりやすい傾向です。
- 費用対効果はどう説明すればよいですか?
- 一次面接1回あたりにかかっている社内工数(日程調整・面接30〜60分・記録作成)を金額換算し、月の面接回数を掛けた額とツール費用を比べるのが分かりやすい方法です。手順は本文の「費用対効果を社内で説明する」で説明しています。採り逃しの防止効果は数値化しにくいため、定性的な効果として添えましょう。
- 見積もりを取るとき、何を伝えればよいですか?
- ①月あたりの想定面接回数(繁忙期の数字も)②登録する応募者数 ③必要な録画の保存期間 ④採用管理機能が必要か、の4点です。この4つを同じ内容で各社に伝えると、返ってきた見積もりをそのまま比較できます。条件がばらばらだと並べても判断できません。
- 安いプランから始めて、あとから上げられますか?
- 多くのツールで可能ですが、上げ方の条件は確認しておいてください。プランの範囲を超えたときに自動で上位プランへ変わるのか、申し出てから変わるのか、変更が反映されるタイミングはいつかで、月の途中の扱いが変わります。下げる場合の条件(いつまでに申し出るか)もあわせて聞いておくと安心です。